JIDA Museum Selection vol.16

竹ステアリング

Banboo SteerinngWhell

Manufacturer

株式会社 ミロクテクノウッド
Miroku Techno Wood

Designer

前田 作拡  森田 修二
Maeda Arihiro Morita Shuji

※画像はクリックすると拡大します。

竹は商品性の魅力に反し、加工が難しく、工業資源に活用されず、竹林が放置され、里山の保全面で問題であったが、その点を弊社の技術を活用し、社会貢献ができないかと考え、諸々の製品開発に取り組んできた。その中で、自動車会社から、環境性能と和のテイストを演出したいという強い要請があり、本杢のハンドルの開発経験も生きることから、高知県工業技術センターや東海理化電機製作所との共同研究を開始し、5年を要し開発した製品である。竹はモダンな意匠材料とされていたが、本製品が自動車部品として技術課題を最初に克服したもの。特徴は真直ぐな竹目と節目が作り出す爽やかさと軽い感触で、日本の天然素材ならではの温かみと落着きのある空間を演出。

               (解説/前田 作拡)

2012年 03月発売 


選定委員解説文

高知県の孟宗竹を用いたステアリングホイールである。従来の技術では工業化が困難であった竹材を、熟練の職人技と最新の加工技術によって製品化した画期的なプロダクトである。素材としての竹は保湿率など、木材よりも優れ手になじむ。加えて、その成長は木材の10倍も早いという。まさにエコな自然素材である。

(選定委員/武正 秀治)