JIDA Museum Selection vol.24
 

超音波診断装置 Aplio flex / Aplio go

Product 超音波診断装置 Aplio flex / Aplio go
Diagnostic Ultrasound System Aplio flex / Aplio go
Model number
Manufacturer キヤノンメディカルシステムズ株式会社
CANON MEDICAL SYSTEMS CORPORATION
Designer キヤノン株式会社 山口 咲子、品田 聡、山本 貴裕、吉野 彰
Sakiko Yamaguchi, Satoshi Shinata, Takahiro Yamamoto, Akira Yoshino, Canon Inc.
先駆性
Pioneer spirit
社会性
Social performance
技術革新性
Technology innovation
造形性
Modeling
生活領域/Living areas
事業領域/Business areas
公共領域/Public areas

Aplio flex / Aplio go は医療用超音波診断装置です。従来製品より大幅な-45%の軽量化とコンパクトさを特徴とし、移動・設置・検査・収納のワークフロー全体の快適さにこだわりました。検査画像への集中をテーマに、視認性向上を追求したブラックカラーの操作卓と迷いなく操作できる GUI で医療のプロフェッショナルに向けた操作感を提供します。不安な気持ちでベッドに横たわる患者さんの視野に入る部分に優しい曲面のホワイト光沢パーツを採用することで、圧迫感のない佇まいを表現しています。シンプルな機構でコストを抑え、高性能装置を従来導入できなかった国や地域の医療機関や小規模クリニックへの普及を促します。
(解説/山口 咲子

販売年月日 2022年7月1日 


清潔感がある。それには製品のカラーリングが一役買っているのかもしれない。また、機器を構成するパーツ類が、洗練された外観として見えているからかもしれない。いや、それらは全てのデザイン行為の誠実さと言い換えるべきであろう。注意が行き届いた各部の形状は、この機器が向き合っている使用環境と検者に対する姿勢の現れに他ならない。人と物、意味と形の間合いが高い次元で結実している点を特に評価した。
(審査委員/中林 鉄太郎