JIDA Museum Selection vol.24
Product | アームスリングケープ Arm Sling Cape |
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Model number | |
Manufacturer | 株式会社ケアウィル carewill, INC. |
Designer | 笈沼 清紀 Kiyonori Oinuma |
先駆性 Pioneer spirit |
社会性 Social performance |
技術革新性 Technology innovation |
造形性 Modeling |
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生活領域/Living areas |
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事業領域/Business areas |
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公共領域/Public areas |
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アームスリング(三角巾)と一体化したケープです。傷病や障がいによって腕や肩に痛みやだるさがある方が、内袋に腕をゆだねながら、安心して日常生活を送ることができます。気温が低い秋や冬、夏の冷房下でも、肩回りを保温してくれます。片手で脱ぎ着ができて、ボタンや留め具はないので装着も短時間で済みます。傷病回復後も、内袋を使わずにケープや肩あてとして着用できます。当衣料は、作業療法士、理学療法士、看護師による監修のもと、脳血管障害(片麻痺)、四十肩・五十肩、腱板断裂・腱板損傷、亜脱臼、骨折、リウマチがある23名の当事者とデザイナーの協働により作られました。
(解説/笈沼 清紀)
販売年月日 2021年8月31日/税込価格 14,300円
人を思いやる気持ちや、気遣う姿勢を最優先に考えデザインしている点を高く評価している。デザインの本質とは、人間が持つ感受性を高め、それを視た者、使用した者の幸福感を高めることが胆であり、この製品は着用した者のみならず他者へも自然と伝わる“心地よい温かみ”を醸し出している点がとても魅力的である。人に優しく寄り添いつつ、趣を大切にしたものづくりであり、今後の新たな展開に大いに期待したい。
(審査委員/谷村 秀)