JIDA Museum Selection vol.24
GOLD SELECTION

協調搬送ロボット

Product 協調搬送ロボット
Cooperative Porter Robot
Model number
Manufacturer 日本電気株式会社
NEC Corporation
Designer 對馬隆介、竹井豊、広瀬拓海、松井龍太郎、濵野青空、高橋大生
Ryusuke Tsushima, Yutaka Takei, Takumi Hirose, Ryutaro Matsui, Aozora Hamano, Daiki Takahashi
先駆性
Pioneer spirit
社会性
Social performance
技術革新性
Technology innovation
造形性
Modeling
生活領域/Living areas
事業領域/Business areas
公共領域/Public areas

「空間全体を理解して制御する」という新しい概念に基づいた、搬送ロボットサービスです。天井に設置したセンサーカメラが人の動きや荷物の場所など倉庫内の状況をリアルタイムに把握し、中央管制システムが全てのロボットを統率し制御します。事業環境に変化が生じた際も大規模な設備変更は不要となり、刻々と変化する人の動線や倉庫のレイアウトにも柔軟に対応が可能となります。また、多様なリテラシーのユーザーが慌てることなく対処できるインタラクション設計など、人とロボットとが協調し続けるシステムをデザインしています。人とロボットが同じ空間で安全かつ効率的に稼動できるサービスの実現により、物流現場の働き方を変革します。
(解説/對馬 隆介

販売年月日 2022年4月1日 / 税込価格 運用規模により異なる

 

2体のロボットで台車を挟み搬送するプロダクトである。天井のカメラで空間全体を把握し動くため、イレギュラーな状況や人の動きにも対応して稼働することができる。人手不足が深刻な物流現場の課題に高度な解決策を提示している点、独自の遠隔制御技術と2体で挟むというアイデアでこれまでにない形のソリューションを実現している点を評価した。また、2体で協力して運ぶような姿が良い。
(審査委員/濱田 秀之