JIDAデザインミュージアムセレクションvol.16授与式開催

2015年1月16日。六本木AXISギャラリーにて、JIDAデザインミュージアムセレクションvol.16選定授与式が執り行われました。

vol.16では、今回から始まったゴールドセレクション5点も含んだ37製品がその対象となりました。
盛況のなか、滞りなく授与式も済み、その後、2つのフォーラムを行いました。

授与式の会場の様子
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※ゴールドセレクションに選定された5製品

JIDAデザインミュージアムセレクションvol.16授与式

日時:2015年01月16日(金)
場所:AXISギャラリー
東京都港区六本木 5‐17‐1AXISビル4F
   
http://www.axisinc.co.jp/

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デザインフォーラム1

カワサキZ1000のデザイン開発

カワサキ重工業株式会社 デザイン部部長 福本圭志氏

今までのカワサキでの、オートバイ開発の流れを見直し、レーサーレプリカの簡易版であるストリートファイター型のバイクには、未来が無いことに気づき、名車Z1以来のスタンダード型を発展させて、エモーショナルなオートバイのあり方を探ってきた経緯を、熱を込めて語って頂きました。

国内バイクメーカーとしてカワサキのポジショニングと、そこからカワサキならではのバイクのスタイルを見つけ出す。その一つの答えが、今回ゴールドセレクションに選ばれたZ1000であることを、開発の経緯から詳しくお伺いすることが出来ました。


hukumoto.jpgカワサキ 福本圭志氏

デザインフォーラム2

リコーTHETAのデザイン開発

株式会社リコー開発プロセス革新本部
総合デザインセンター 佐々木智彦氏

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リコーのTHETAは、前例の無い商品開発を行う場合のケースについてお話し頂けました。

最初のキャンペーンで、機能を中心とした広告展開をするも、もうひとつ理解が広まらず、そこで生活シーン。この製品を使うことで、どんな生活シーンに遭遇することが出来るのか、広告の切り口を変え、ユーザーへのアプローチの角度を変えることで、認知が一気に広がっていった様子を、Webサイトの変遷も交えて、お話し頂けました。

デザインもまた、新しいスタンダードとしてのデザイン提案であり、シンプルであるからこそ、広く使われていく、そういうデザインとして提案されていました。

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リコー 佐々木氏

聞き手:商品ジャーナリスト 北村 森氏

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北村森氏

毎回、聞き手役を務めてくださっている北村氏。今回は、二人のゲストを相手に、大変だったと思います。お疲れさまでした。